執着

   

 

誰かのことを好きでいる。

 

はじめは、ちょっと会えるだけで嬉しかったものが

 

日に日にそれでは物足りなくなり

 

いつでも一緒にいたいと思うようになる。

 

一緒にいるときは心が落ち着くものの

 

離れている時間はなぜかひどく不安を煽られる。

 

あることないこと妄想し、心の中で相手を責める。

 

毎日会いたいこと、それが恋だと言われてしまえば温かいものに感じるが

 

それとは程遠く、虚しく切ない。

 

自分の心が鎖につながれているような気にもなれば

自分の心が鉛のように重くも感じる。

 

一見相手を縛っているようにみえるが

 

何よりも自分の心が縛られている。

 

あの人ばかりに囚われているつもりはないのだが

 

なぜか頭から離れない。

 

愛というより自然に生まれた執着なのだと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 - 絵本